草根木皮みな薬
 

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霊枢・31腸胃

腸胃の大小・長短・容量などを、口から直腸に至る全消化器官について順次列挙している。これは古代の解剖に関する知識の記載である。飲食物の消化吸収の過程で古人は腸と胃が主体であると考えていた。

黄帝問于伯高曰、余願聞六府伝穀者、腸胃之小大長短、受穀之多少奈何。伯高曰、請尽言之。穀所従出入浅深遠近長短之度、唇至歯長九分、口広二寸半。歯以後至会厭、深三寸半、大容五合。舌重十両、長七寸、広二寸半。咽門重十両、広一寸半、至胃長一尺六寸。胃紆曲屈、伸之、長二尺六寸、大一尺五寸、径五寸、大容三斗五升。小腸後附脊、左環廻周畳積、其注于廻腸者、外附于臍上、廻運環十六曲、大二寸半、径八分分之少半、長三丈三尺。廻腸当臍、左環廻周葉積而下、廻運環反十六曲、大四寸、径一寸寸之少半、長二丈一尺。広腸傅脊、以受廻腸、左環葉脊、上下辟、大八寸、径二寸寸之大半、長二尺八寸。腸胃所入至所出、長六丈四寸四分、廻曲環反、三十二曲也。

外附于臍上:張介賓の説「臍の上一寸のところ水分のところにある。」

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