草根木皮みな薬
 

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知柏地黄丸(ちばくじおうがん)

種類 補陰剤
出典 医宗金鑑
組成 六味地黄丸知母60g、黄柏60gを加える。
用法 蜜丸あるいは湯剤としても服用する。
効能 滋陰降火
主治 陰虚火旺による骨蒸労熱、虚煩寝汗、腰脊酸痛、遺精等の証。
病機 腎陰虚で火旺が顕著
方意 苦寒瀉火の知母、黄柏を加え、火旺をしずめて陰精を堅固にする苦寒堅陰の配合を行っている。
知母の潤性と黄柏の燥性が相殺して瀉火の効能のみが得られ、六味地黄丸より瀉相火の効能が強められている。