荊防敗毒散(けいぼうはいどくさん)
| 種類 | 扶正解表剤 |
| 出典 | 摂生衆妙方 |
| 組成 | 羗活・独活・柴胡・枳穀・茯苓・荊芥・防風・桔梗・川芎各5g、甘草3g |
| メモ | 荊防姜、キョウドッカツ柴前川、キキョキコク、ブータレ甘い人 |
| 用法 | 水煎服 |
| 効能 | 発汗解表、消瘡止痛 |
| 主治 | 瘡腫初起。 赤腫疼痛、悪寒発熱、無汗不渇、苔薄白、脈浮数。 |
| 方意 | 敗毒散は発散風寒、疏導経絡、行気和血の役割があり、風寒湿邪が肌腠に鬱して瘡瘍になる。 初期は、膿が形成していないうちに表には無汗寒熱証を現す。 人参を取り、荊芥、防風を加え、生姜、薄荷を使わないで、荊防敗毒散と改名した。 その開肌腠、去風寒の効はいっそう強くなる。 だから、体質丈夫の人の敗毒散証の者に最も適する。 そして、瘡瘍初起の寒熱無汗をも治す。 |