草根木皮みな薬
 

薬膳や中医学を勉強している方、
知りたい方に送る薬膳や中医学情報

加味逍遙散(かみしょうようさん)(丹梔逍遙散)

種類 調和肝脾剤
出典 内科摘要
組成 逍遙散牡丹皮山梔子各3gを加える
用法 水煎服
効能 疏肝健脾、和血調経、瀉火
主治 肝脾血虚。
化火生熱、あるいは煩躁、怒りっぽい、あるいは自汗、寝汗、あるいは頭痛眼渋、あるいは頬赤口乾、あるいは生理不順、少腹痛、あるいは小腹脹、小便渋痛。
方意 血虚が熱を生じるが肝鬱も火に変わる。
加味逍遥散は肝鬱と血虚による化火生熱の諸証を治療する。
このときは逍遥散だけでその火熱は治らないが、牡丹皮を加え血中の伏火を瀉する。
山梔子は三焦の火を瀉して熱を下に行くように導き、兼ねて水道をよくする。
加味逍遥散も黒逍遥散も、営血に入る。
だから、血虚で熱のある生理不順を治す。