草根木皮みな薬
 

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調胃承気湯(ちょういじょうきとう)

種類 寒下剤
組成 大黄12g、芒硝12g、炙甘草6g
用法 水煎服
効能 緩下熱結
主治 陽明病の胃腸燥熱。
大便不通、口渇心煩、蒸蒸発熱、あるいは腹中脹満、あるいは譫語、苔黄、脈滑数。
腸胃熱盛による発斑吐衄、口歯咽喉腫痛等にも使える。
方意 枳実、厚朴を使わず、後に芒硝を入れ、大黄と甘草を同時に煎じるので、瀉熱攻下の力が大承気湯や小承気湯より緩和であり、主に陽明熱結、燥実在下の痞、満のない証を治療する。