草根木皮みな薬
 

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加味烏薬湯(かみうやくとう)

種類 行気剤
出典 済陰綱目
組成 烏薬砂仁木香延胡索各30g、香附子60g、炙甘草45g
効能 疏肝行気、止痛
主治 肝鬱気滞・痛経。
月経前から月経開始時に下腹部や乳房が脹って痛み、ゆううつ感、胸苦しい、悪心、噯気、腰が脹る、脈が弦渋などを伴う。
病機 肝鬱気滞による経行不暢である。
方意 疏肝行気により気血を通暢する。
主薬は疏肝行気の香附子で、疏肝活血・止痛の烏薬・延胡索および理気の木香が補助する。
砂仁は芳香醒脾・和胃に、炙甘草は和中と諸薬の調和に働く。