蚤休(そうきゅう)
- 分類
- 清熱解毒薬
- 出典
- 神農本草経
- 処方用名
- 蚤休、七葉一枝花、重楼、草河車
- 基原
- ユリ科 Liliaceae のツクバネソウ属植物 Paris polyphylla SMITH var. chinensis FR.、 P.polyphylla SMITH、その他同属植物の根茎
- 性味
- 苦/微寒。小毒。
- 帰経
- 肝
- 効能
- 清熱解毒、消腫止痛、熄風定驚
1.癰腫瘡毒および毒蛇の咬傷に用いる。単独で煎服できる。
外用には、酢と混ぜてすりつぶした濃汁を塗布する。
瘡癰熱毒、疔毒に用いるときに、黄連、赤芍、銀花など解毒瀉火薬を配伍すると、解毒消腫の効能がさらに増強する。例：奪命丹。
2.肝熱生風、熱病による意識障害を伴う痙攣に用いる。
本品は清肝熱を備え、解毒と熄風定驚作用がある。
常に釣藤、蝉脱を配伍し、定驚止痙の効能を増強する。
このほか外傷による出血、あるいは瘀滞腫痛証に用いる。
内服でも外用でも使われる。 - 参考
- Paris polyphylla の画像
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