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総インデックス

参考：
「中薬学」上海科学技術出版社、
「中医臨床のための中薬学」神戸中医学研究会編著
性味、帰経は「中薬学」(中国高等医薬院校教材)から引用。

馬勃(ばぼつ)

分類: 清熱解毒薬
出典: 名医別録
処方用名: 馬勃、軽馬勃、浄馬勃、馬勃絨
基原: ホコリタケ科 Lycoperdaceae のキノコである Lasiosphaera fenzlii REICH. 、 Calvatia gigantea LLOYD. 、 C. lilacina LLOYD. の子実体。
性味: 辛/平
帰経: 肺
効能: 清肺、利咽、解毒、止血
1.肺熱咳嗽、失音、咽喉腫痛などの証に用いる。
本品は清肺熱、利咽喉の作用がある。
単用で粉末を咽に含咽するか、玄参、板藍根などを配伍する。
もし咽喉腫痛で飲食物が飲みにくいときには、芒硝、射干、升麻などを配伍する。例：射干湯。
2.血熱による吐血、衄血に用いる。
本品は止血左様がある。
単用あるいはそのほかの止血薬を配伍できる。
外傷出血は、馬勃粉を傷口に塗布する。
参考: Lasiosphaera fenzlii の画像
 Calvatia gigantea の画像