山豆根(さんずこん)
- 分類
- 清熱解毒薬
- 出典
- 開宝本草
- 処方用名
- 山豆根、広豆根、サンズコン
- 基原
- マメ科 Leguminosae のクララ属植物 Sophora subprostrala CHUN et T. CHEN の根
- 性味
- 苦/寒
- 帰経
- 心、肺、胃
- 効能
- 清熱解毒、利咽喉、散腫止痛
熱毒蘊結による咽喉腫痛に用いる。本品は清熱解毒できるので利咽喉し、咽喉腫痛を治す要薬である。
軽い者には単用煎服あるいは含漱(うがい)をする。
重い者には、玄参、射干、板藍根などを相須配伍し、効能を増強する。
あるいは、連翹、桔梗、牛蒡子などを配伍する。例：清凉散。
このほか、本品はまた湿熱による黄疸に用いる。
肺熱による咳および癰腫瘡毒に対し、清肺熱と散腫止痛の効能がある。 - 参考
- Sophora subprostrala の画像
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