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2007年05月24日

今年のカドフェルは大きい

ブラザーカドフェル<br />
ブラザーカドフェル2<br />
我が家のベランダは、ごく一般的なマンションのベランダ。
おまけに、このバラが置かれている方位は、北北西なのです。

バラは、日当たりが必要とよくいわれますが、私にとっては日当たりうんぬんより水のほうがもっと大事だという気がしています。
南側のベランダに置いているバラより、北側の方がよく咲くのは、あまり乾燥しないせいだとしか思えません。
たいしたお世話もできず、ひたすら、日光と天からの貰い水、さらに今年は肥料をやった覚えもなし。
(緑豊と碧露のケアだけは、なぜかやってます。)

こんな状態なのに、イングリッシュローズのブラザーカドフェルが、今年は結構咲いてくれました。
感謝!リッチ!ゴージャス!大きな花だこと。

イングリッシュローズの中でも大きいらしいですが、重たげに首をしなだれて、気を巡らしてくれる香りを放つ姿を見ていると、なんで修道士の名前がついてるのか不思議。
ハーブ園の管理をしている修道士カドフェルが主人公の英国ミステリーから名付けられたそうですが、この見事な花と修道士が全然結びつきません。

テレビドラマになり、NHKBSでも放送されたそうですが、家はBSとは無縁の世界だし(ミステリーチャンネルも見れません)。
お金を出してまで、ビデオで見る気もないので、長〜い目でそのうち私が視聴できるチャンネルで放映してくれるのを待ちましょう。

映像で見たら、カドフェルとイングリッシュローズがぴったり結びつくのかもしれませんね。

2007年05月16日

100円ショップって意外と便利なものがある

クリップ<br />
あまり100円ショップに行かないのですが、えっこれって100円なのに優れ物、というものが見つかると嬉しいですね。

写真のクリップは、牛乳パックや生クリームパックの口をきっちり閉めるもの。(3個入っていて100円です)
洗濯ばさみやダブルクリップ、はたまた目玉クリップなんかより、ぴったり口を閉められて鮮度もかなり保たれるような気がします。
それにね、きっちり閉めておくと、冷蔵庫の中の他のものの匂いが移らないんですよ。

クリップの溝の中にズズズイーッとパックの口を入れ込むと、先っぽの鳥のくちばしのような部分がしっかりパックの口のサイドに入り込むので、はずれにくくなります。
結構、おしゃれでしょ。

たぶん、知ってる方はもうとっくに知ってるクリップなんでしょうが、遅ればせながら、かなり気に入ってるということでご紹介します。
無類の生クリーム好きの飼い猫のために、私は毎日重宝してます。

2007年05月07日

エレモフィラ、ゴージャスな花です

エレモフィラ<br />
ゴールデンウィークに集中セミナーに行っている間に、エレモフィラはずい分と散ってしまいました。
この写真は、ゴールデンウィークの前のもの。

期せずして、藤色の花が三つつながって咲いています。
左から、エレモフィラ、ラベンダー(たぶんデンタータ)、クレマチス、です。

初めて、エレモフィラを見たときは第一園芸で、3〜4年たっている気がします。
大株のエレモフィラは、細かいシルバーリーフに対比した淡い紫色が、それはそれは綺麗でした。

な、なあに、この花は、初めて見る花。。。
欲しい、、、でも、メチャ高い(1万円近かったような)。
きっと、そのうち大量生産されれば、苗木程度の大きさで安くなるはず。
う〜ん、それにしてもゴージャス。

我が家のエレモフィラは、昨秋500円で買ったものですが、大きめの鉢(本当はジャスミンの鉢)に居候させました。
そのうち、エレモフィラに乗っ取られそうです。
残念ながら、初めて見た第一園芸の鉢ほどは大きくはなっていませんが、私にはう・つ・く・し・い、と思える程度には大きくなってくれました。

どこまで大きくなってくれるのか、楽しみ。

2007年04月16日

オンデマンドTVで予約録画

私は結構アメリカのテレビドラマが好きです。
が、最近は地上波で放映される機会が減ったような気がします。
深夜や昼間の番組をチェックして、CSIやエイリアス、LOSTやVIP、プリズンブレイクなどを録画していましたが、「おもしろそう」と思う番組はBSやスカパーでした。

家は、パラポラアンテナをベランダに付けるのが嫌(うっとおしくて景色が悪くなると思っている)なので、BSは見れない状態です。

そこで、東急ケーブルテレビがマンションに入らないかなと淡い期待をしていたのですが、入ったのはBフレッツでした。
なんで、ケーブルテレビじゃないのー。

ちょっとぐらい通信速度が早くなったって、家でインターネットをそうやるわけではないのに。
と、ぐちっていると、夫がオンデマンドTVにすれば、少しは選択肢が増える、というのでオンデマンドTVに契約しました。

以前から見たかった「チャームド」や、新しく始まった「キッドナップ」、エイリアス4などもあるし、5月からはCSIニューヨークも始まるみたい。
レニー・ゼルウィガー特集なんてのもあります。

これで、TVライフが楽しくなるわ、のはずだったのですが、予約録画の方法がわかりません。
オンデマンドTVの受信機には、そのようなものは付いていず、いったいどうやれば録画ができるのか。

そこで、段階別に実験開始。

1. DVDレコーダーON、オンデマンドの受信機ON、チャンネルをAXNにして、DVDレコーダーリアル録画ボタンをオン(さすがにテレビの電源はオフにしましたが、見たい番組が来るまで録画されたものを早送りすることしきり。
こんな、非効率的なことしてたらDVDレコーダーのハードディスクが満杯になっちゃう。(すぐ見る時間がない場合です)

2. DVDレコーダーON、オンデマンド受信機ON、局を選び、DVDレコーダーの予約録画で、地上波、BS、外部の項目で外部を選択。
テレビは消したけれど、これだとDVDレコーダー、オンデマンド受信機とも電源つけっぱなし。

3. さらに、2をやった後、DVDレコーダーの電源をオフにしました。オンデマンド受信機だけはつけっぱなしです。

オンデマンド受信機にはタイマーがついていないし、電源を抜くと初期状態に戻ってしまい、毎回ビデオの選択画面が出てきます。
DVDレコーダーで地上波を選択すると、チャンネルを選べますが、外部入力を選択するとL1かL2しか選べません。

ですから、録画したい局をオンデマンド受信機で選んだら、電源をそのままにしないといけません。
DVDレコーダーは、時間をセットすることによって電源のオンオフを自動でできるから、電源を消しても大丈夫というわけ。

一応、予約録画はできるようになったけれど、オンデマンドって、見たいと要求されたときに見れるはずですよね。
これでは、予約録画できないただのTVと同じじゃありませんか。

ビデオは充実しているといいますが、テレビ番組の方が新しくどんどん変わるような気がして、ビデオを見るような契約にしていません。
ビデオ契約にしたら、レンタルビデオ屋さんから借りるのとあまり変わらないのではないかという気がします。
時間がないときは全然見れないから、定額で契約するのはナンセンスだしね。

2007年03月19日

歯医者を途中で変えちゃった

初診1回受けただけで、歯医者を別の所に変えました。
いろいろな医療機関にかかるのは、また最初から検査のやり直しになるので、よろしくないといわれていますが、我慢して何回も通うのも考えもの。
変えてみて大正解でした。
でも、言っておきますが、こんなことしたのは初めてですよ。

ことは、キャラメルのくっついたのを口いっぱいほおばって、クチャクャやっていたのがその起りです。
あっ、まずいと思ったときには歯の詰め物が取れていました。

そこで、20年来かかっていたオフィスの近くの歯医者に電話をしました。
予想していたことですが、前回の担当の医者は退職していました。
歯医者にかかるたびに、担当の医者は退職していく、オフィス街のクリニックは道場のようなもので、とりあえず腕を磨いたら開業していくのでしょうか。

新しい医者に会ったとたん、相性悪そう、歯切れがよくない女性、という感じでした。
だって、まだX線写真を撮ってもいないうちに、神経がやられていたらとる可能性もあるというのです。
そういわれても、それでどうすればいいのか、沈黙されても困る。
医者としてのアドバイスもせず、間の悪い沈黙です。

結局、歯には応急処置で詰め物をし、下の歯から順番に歯石を取るといわれ、その日は下の歯だけ(それも全部ではないらしい)歯石を取っておしまいでした。
次回の予約は、歯科衛生士によると30分ぐらいですむとのことでしたが、ニュアンスからすると、歯石の処理だけのように感じました。

その後は1日中、口の中が薬臭い、翌日も和らいだとはいえ、いつもの眠気覚ましガムを噛むとガムが薬臭い。
詰め物のセメントはボロボロ削れて口の中に落ちて来るし、不快なこと、不快なこと。
さらに、詰め物した右の歯を使わないように左側だけで物を噛んでいたら、奥歯に鈍痛がするようになって。
それで、歯医者を変更したのです。

以下は二つの医院の比較です。

昔のクリニック 新しい医院
説明 X線写真を撮る前に、神経を抜くこともあると言われました。 X線写真を見ないで勘で処置するより、写真を撮って、見てからにすると言われました。
X線写真 全体と部分の写真を取り、ネガフィルムを見せてくれました。 全体のパノラマ写真をとっただけですが、PCの分析ソフトを使って説明してくれました。
処置 セメントを詰めただけで、下の歯の歯石取り。 神経にはまだ遠いので削る処置をするけれど、痛かったら麻酔を打ちますと言われ、ほんのちょっと削っただけで、樹脂の詰め物を入れてくれました。
方針 下の歯の歯石を取ってから上の歯に行くとのことでしたが、肝心の歯に関してはどういう処置にするかは何も示されず、〇〇と〇〇にも虫歯があるそうで、暗にそれも治療するスケジュールになっていたようでした。 型取りをして1週間後には、もうセラミックの歯が入ります。
その後、順番に虫歯を治療する予定。
ビル 地下で薄暗いです。今までは、あまり気にしてませんでしたが。 ビルの2階で明るく、窓から樹木や、椅子に坐って体を起こすと歩道を歩いている人も見えます。
内装 椅子のヘッドレストが首を支えるものではなく、緊張したせいか頚が凝りました。
洗面器はあまりきれいではなく(前回もそう思った)、ステンのコップもちゃんと洗ってるのか疑問。
頭の形にくり抜かれているヘッドレストとベッドのように長い平らな椅子で快適。
洗面器は真っ白で、コップは使い捨ての紙コップ。
天井はウッドで、ボリュームを下げた癒しの音楽がかかっています。
感想 従来の歯医者です。担当がしょっちゅう変わる。 親しみやすい歯医者を目指し、親切なスタッフが自慢とのHPでした。
なるほど、随所に顧客の満足度を上げる工夫がされています。

相手の身になって考える。とても大事なことですね。
今すぐ歯が痛んでいないとはいっても、そこの部分を使えず口の中が不快なまんまにしている歯医者。
流れ作業的に仕事をこなしているだけで、『癒し』という大事なことが抜けている。
整体にも通じることだと、いろいろ考えさせられました。

2007年02月23日

テンピュールはやっぱり違う

テンピュールの名前を初めて聞いたのは、枕でした。
ずい分とお高い枕、これを購入して、がっかりした日には目も当てられない、と、忘却のかなたへ。

ところが、先日、伊東屋(文房具屋さんです)を通りかかると、テンピュールのクッションが置いてあって、何やらすわりごこちが良さそうです。
早速、椅子の上に置いてあったシートクッション(4cm厚)の上に腰掛けてみました。
体重を左にかけると、ゆっくりスイーッと沈み込んでいく、元に戻すとまたゆっくりと戻っていきます。
あら〜、座り心地が良いクッション。

もう一つマルマルクッションという3cm厚の座布団代わりにもできるというのも試すと、こちらは結構固め。
でも、固いんだけれど体重の移動に連れて沈み込んでいくし、逆に沈み込み過ぎないし、底に行き着く感じはしません。

結局この固さが気に入って、オフィス用にマルマルクッションの方を購入しました。
オフィスで使ってみて、最初に感じたのは、『あれ、ただの低反発かな?』
でも.....段々使っているうちに、『あ、やはり普通の低反発とは違う。』
沈みこむのが一拍遅いのが、普通と違うところ。
ふにゃふにゃ軟らかかったら、逆に疲れてしまいますよね。

最近、私は、1日のうちに、眠っている時間より座っている時間の方が長いくらい。
(一瞬、言い過ぎかと思って比較したけど、本当だということに気がついて唖然としました。)
少しでも疲れを緩和しようと、家用にも購入したのはいうまでもありません。

興味をもたれた方がいらっしゃったら、テンピュールジャパンのページをごらんになってね。

2007年02月21日

朝、体を目覚めさせるには

昼間は、てきぱき動けるのに、朝の時間は何だかどうもダメ。

朝は、時間がどんどん過ぎていく、一生懸命身支度しているのに。
朝と昼では、過ぎ行く時の速さが違う。
朝の5分間は、昼間の10分ぐらいに相当する。

こんな感覚をお持ちの方はいませんか。
これ、毎度毎度の私の朝のことです。

脳は、「起きろー」と、体に指令を出しているのに、意のままにならない、体が目覚めていないからです。
眠っているときは、体温が通常より低くなっていますが、朝起きても体温が上がらず低いまんまなのが、その原因の一つのようです。

人それぞれ、朝の目覚めには工夫があるようですが、ささやかながら私がしていることは、
1. 太陽礼拝のポーズをのろのろ、ゆっくり、一度だけやる。
2. 熱いシャワーを浴びる。

太陽礼拝のポーズは、本場インドでは伝統的に朝、行われているそうですね。
アーサナとしては、結構きついので、無理をなさいませぬよう。

熱いシャワーの方は、浴びているうちに、徐々に体が目覚めていく様子が手に取るようにわかります。
その後の動作は、その前に比べると早くなります。

私の場合は、1で0.5度、2をやって0.5度、体温が上がります。
(効いてるのかどうか、前に検温して確かめたことがあります。)

2007年01月15日

今年はぶ・た・年でしょ

ブタ<br />
韓国の黄金の豚のニュースが流れたので、今年がブタ年といっても、びっくりする人はいないかもね。

中国では豚のことを猪と書きます。
知らなかったときは、猪の肉がポピュラーなのかと思い込んだものです。

いつも行く漢方薬局は、暮れにはお屠蘇やお年玉袋を、年頭には干支のぬいぐるみをくださいます。
まあ、それほど、しょっちゅう購入してるということなのです。

今年は、ピンクのブタ.....かわいいでしょ。
そういえば、去年は犬で、その前は鶏。
そうそう、家には鶏さんのぬいぐるみも犬のぬいぐるみもあります。

みんな、飼い猫のお友だちになるかと思いきや、パンダ(イスクラのトレードマークで、これもいただきました)だけをソファーの背もたれから邪険に落としたりしてます。
他のには興味はなさそう。

昔、読んだ料理の本には、家という字はうちの中に豚がいると書く、なんていう記載がありました。
中国では、家の中で豚を飼っているんだとか。
そのときは、納得したけれど、猪がブタだとすると、この説は単なるコジツケ?


イスクラのトレードマークのパンダまで。

2006年12月06日

Amazonの書評って他に流れるの

「薬膳と中医学」の本のことを、他で書かれていないか検索していたら、そうなのよ、と思える書評に何件かヒットしました。
途中で気がつきましたが、それは私がAmazon に書いた書評。

なんで、それが他のサイトの本の宣伝に使われているの?
何か解せない。
Amazonで本を買うときに、他の方が書かれている書評を参考にすることは結構あるので、私もいくつか書評を入れたことがありますが、それはあくまでAmazon内で使われると思っていたから。
書評を書いたからといって、別にAmazonから自分の得になるようなものは全然いただいていないので、なおさら別サイトの宣伝に使われているのは不愉快ー。

次からサービス精神で、書評なんて書いてやらないぞ。

確かに覚えのあるアマゾンへの書評

以下のURLは横流しのもの。
shop@net4u
20代から中高年のための小説投稿&レビューコミュニティ(私はこんなのに投稿してないって)
感想本棚(この感想本棚って何?完全にアマゾンと提携してる感じ)
チーム医療(アマゾンで詳細を見るになってるけどさ)
ぺたはる
ともしびワールド(amazon.co.jpユーザとは書かれてますが)
CHIBIZON
物モノ通信(お客さまレビューとは書いてありますが)

他にも、アマゾンのサイトを利用していると記述されている別のサイトに多数この本の紹介がありました。
他の方がどんなことをこの本について書いているのか知りたくて検索したのに、出てくるサイト出てくるサイトに自分自身の書評が載っているのには、いささかうんざり。

失礼なのは、誰が書いたかの記載がないこと。
だから、勝手に使われている感がぬぐえない。
アマゾンも、こんなに他に流しているのなら、それに応じてクーポン券でも送って来ればいいのに、わたしはいっさいこれについてはいただいておりません。
(たま〜に、送られてくる割引番号が、どういう基準で送られてきているのかわからないので。購入金額に応じてかと思ってましたから。)

2006年11月13日

冬に冷房

朝の半蔵門線、ある区間になったら、突然ビュービューと冷房が車内に吹き渡ってきました。
急行でもなく、途中の半蔵門止まりのため、他の車両に比べるとすいているというのに。
東京メトロは一体何を考えているのか。

私にとっては、足先が冷たいなあという状況だったのに、容赦なく上から冷気が吹いてきたので、即帽子をかぶり、マフラーを二重にして首に巻きつけました。
それまで、目の前に立っていた男性は、鼻をひっきりなしにズルズルすすっていたのですが(この方は毛糸の帽子にマフラー姿でした)、冷気に当たって、逆に鼻水は止まってしまったようでしたし、片手は吊り革だけれど、もう一方はポケットへ。

あまりに冷気がすごいので、途中の駅で降りちゃった人が多かったみたい。
いつもなら、もうちょっと人がいるはずの車内はスカスカで空席もある、それでも冷気はどこ吹く風とピュービューふきつけることしきりでした。
ちなみに、続けて乗った銀座線は冷房は入っていませんでした。

東京メトロよ、いったい何を考えてるの?
暑いとクレームがつくからって、冬に冷房する電車なんて、自然に反するじゃないの。
な〜んにも、してくれない方が、まだいいわ。

2006年11月07日

ファニエンテ(Faniente)という名のレストラン

イベリコ豚のタンムール貝カンパネラ平目イタリアンハム先日、珍しくイタリアンレストランに行きました。
鷺沼にある「ファニエンテ」というところです。
久しぶりに、おいしいレストランに出会えたという感じがしました。(おうちご飯派なので)
一つ一つの食材が珍しく、最初に料金を提示すると、お客の好みに合わせてシェフが組み立てたコース料理が出てきます。

一番上の写真は、イベリコ豚のタンでソースにトリュフを使っています。
次は、殻だけで失礼しますが(ごめんなさい、うっかり写真を取り忘れました)、モンサンミッシェルのムール貝でサフランソースです。
3番目は自家製カンパネラというパスタ、ヒラヒラがビジュアル的にも舌ざわり的にもなかなか。
メインは魚でヒラメ、ソースはバルサミコではなく、葡萄の何とか(忘却)で甘め。
最後の写真は、セラーノハムではなく、イタリア産の生ハムです。
切り分けられたものを撮影しようとしたら、こちらをどうぞといわれ、ハムの塊の方を撮ってきました。

一部分(たぶん外側のところ)、脂肪が酸化したような味がちょっとしましたが、残りはバッチリのお味でした。
お隣のテーブルの方は、この生ハムがおいしかったと家でも話に上っていたとかで、パートナーの方は生ハムが出されなかったので、ちょっと残念と言っていました。
それを聞いたお店の方が、お味見に薄くスライスしてさしあげてました。
頻繁に出るので、壁際に置いているだけで保存しているのだそうです。
冷蔵庫に入れると、温度差で逆においしくなくなっちゃうんですって。

そうそう、ファニエンテとはイタリア語で呼吸という意味だそうです。
変わった名前のレストランです。

2006年10月10日

ポン・デ・ケージョをパスティス・デ・ナタと間違えた

ポンデケージョスーパーでキャッサバ粉入りのポンデケージョミックスを見つけた私、ケージョというからにはチーズパンになるわけねと思いつつ買ってきました。
それがなぜか、ポルトガルで食べたパスティス・デ・ナタ(チーズケーキ)とごっちゃになり、なんだか全然似てないなあと不思議に思いながら、作ったのが写真のパンです。
2cmぐらいに丸めるか、1cm幅20cmのスティック状にすると書いてあったので、簡単な丸める方にしました。
後でネットで検索すると、とっても似た画像が出てきたので、あらーこれでいいのねと気をよくしたのでした。

キャッサバ粉は、タピオカを作るイモだったんですねえ。
そのせいか、外はカサカサっとした感じなのに、中はモチモチッというかお餅を食べているような不思議な食感。
粉に対して20%も粉チーズを入れたわりには、チーズの塩気が際立ち、何となく卵臭い気がするのは、チーズと卵の相乗効果ですか。

2006年10月02日

水出しコーヒーその後

水出しコーヒー1水出しコーヒー2とうとう、ハリオの水出しコーヒーポットを買って、ここ何週間か試しています。

8人用なので、80gのコーヒー粉(濃い焙煎で)をフィルターいっぱい入れて、水(家は六甲の水です)を少しずつ注いで冷蔵庫に入れておけばオーケーです。
しかし、ハリオの表記のように8時間だと濃い紅茶色ぐらいにしかならず、これならコーヒーといえるだろうというくらいになるには24時間はかかります。(写真は、水を注ぎたてのとき)

水出しコーヒーだから、当然アイスコーヒーで、夏の間はそのまま飲んでいましたが、秋の気配とともにレンジでチンして温めてから飲んでいます。
やっぱり、コーヒーは暖かいほうが、もしくは常温のほうがおいしいですね。
水出しコーヒーを淹れようとする人は、アイスコーヒー党が多く、わざわざ温めて飲むという人は少なさそうです。

でも、やっぱりお湯で淹れると、熱で雑味が出て来る感じです。
水で出すとすっきり、後味さわやかです。
が、すっきりしすぎて、豆の違いがわかりにくいような気もします。

自然食では、コーヒーは神経を興奮させるせいか、禁止飲物で、代わりにタンポポコーヒーや玄米焙煎コーヒーなどが提唱されています。
無理に、起きている状態を作り出すことが不自然ということでしょうか。
偽の覚醒ですね。

薬膳では、もちろん禁止品ではありませんが、中国伝統医学というとおり、古くからある飲物ではないので、古書にはその性味が記載されていません。
現代の食卓に生かす「食物性味表」には、甘/温、興奮、強心、利尿、解酒毒、となっております。
この本が絶対とは思わないけれど、指標として、薄くてハンディなのは使いやすいですね。

2006年09月23日

野菜だけでフルコースを作っちゃうなんてすごい!

野菜料理の指南書は数多かれど、たいていの本には肉や魚もしくはチキンスープが使われています。
別に私はベジタリアンではありませんが、野菜料理でハッとするものがほしいと思うときに見るのが、カノウユミコさんの本です。
菜懐石「仙」の亭主という肩書の持ち主で、思わずうなっちゃう料理がズラズラと登場します。

なぜか、ベジタリアン料理には、もともとは肉料理だったりするものを野菜や豆などで肩代わりしたものや、元は卵料理なのを豆乳で代用したものなどがあって、私的にはそういう料理は野菜に対する冒涜のような気がするのです。
野菜ばっかり食べていると肉や魚や卵が恋しくなる、精進料理などには、鰻の蒲焼に似せたものとかありますよねえ。
そういうのは、何となくいじましいような気がして。

そういう代用料理ではなく、野菜そのものが主役になれる料理本、それがカノウユミコさんの本なのです。
びっくりしますよ〜。

「きゅうりのグリル・サルサソースかけ」(焼いて甘味が増したきゅうりに、ピリットとさわやかなソースが合います)
「甘酒のバニラクリーム」(甘酒のコクと甘みをいかしたヘルシークリーム)

そして、極めつけは「ベジタブルでフルコース」です。
● きゅうりでフルコース−デザートはきゅうりのシャーベット
● 大根でフルコース−大根の塩釜焼きなんてナイス
● れんこんでフルコース−れんこんの黒米詰め薬膳デザートなんて脱帽です

これらの本が「すごい」と思えるのは、野菜の持ち味を生かしていて、通常のだしやスープを使っていないんですよねえー、ほんと、すごいです。




2006年09月22日

サバイバルブランケットで暖をとる

防災グッズに入っているNASAが開発したというサバイバルブランケット。
何年か前に買って引出しに入っているものを、先日のセミナーで使用してみました。

他の人には大丈夫な冷房でも、私にとっては全くダメ。
それでも、荷物を重くしたくないし、何か良いものはないかと思案したときに思い出したのがこれです。
軽いし小さくたためるし、これで温かければバッチリと、授業中に開こうとすると、あまりに細かくたたまれていて、おまけにブランケットは非常に薄くてピラピラです。
まるで、アルミホイルのようだし、開くときにポリ袋のような音を出すしで、

隣からは、「何してるのー。」
前からは、「また、何か食べものを持ってきてくれたのかと思った。」
斜め後ろからは、「何持ってきたのー。」

『あっ、まずい、開こうとするだけで、こんなに音がするなんて。あっ、端っこが切れてきちゃった。これって、使い捨てなの?汗っ汗っ。』

てな、調子でした。
もう、本当に薄いので、こんなん役に立つのんかいなでしたが、膝にのせて足を囲ってみると、
何と、本当にあったかい。
毛布3枚分のあたたかさ、というキャッチフレーズは、あながち嘘ではなさそうです。

これで、使い捨てっぽく、端が切れたりせず、膝掛け程度の大きさにしたら売れるんじゃないかなあ。
興味を持った方は「サバイバルブランケット」で検索してみてください。
いっぱい、ヒットしますよ。

2006年09月07日

ホシノ酵母のクロワッサン

クロワッサンこれは先週木曜日の夜中に作ったものです。
クロワッサンは、ご存じのようにパン生地にバターを練り込んで作るので、暑い夏に作ろうとすると、手早くしないとバターが溶けだしてきて、生地から飛び出てしまいます。
生地から飛び出ると、冷蔵庫に入れても生地が冷えにくいのだそうです。

13:00頃、教室で練り上げた生地をずっと持ち続け、21:00過ぎに帰宅したときには当然過発酵です。
でも、せっかく習ったばかりなのだからと、失敗覚悟で続行してみました。
バターを練り込んでは冷蔵庫に入れて、再びバター入り生地を冷やすこと3回。
三角形に切った生地をくるくると丸め...実は、天然酵母のクロワッサンの場合、生地はくるくる普通に丸めてはいけないのです。
イーストほど、生地を膨張させる力がないので、生地は折るように3回ぐらいたたみます。

うっかり、くるくる丸めてしまったものと、ふんわり折ったものとの出来は歴然。
焼き上がりのパンの大きさに比例しました。
くるくる丸めの方は形は良いけれど、ちんまり縮まっていて。
何だかなあ。

でも、失敗覚悟のわりにはそれなりに出来たと、うれしかったりします。
お味は、通常のクロワッサンを想像すると、全然別物です。
まあ、バターの比率が粉に対して26%なので、通常の50%ぐらいにすればまた違うかもしれません。

食感は、デニッシュ生地っぽかったり、皮の部分は鰻パイみたいだったり。
しかし、この焼きたての「バリッ、モチッ」は、捨てがたいですぞー。

2006年08月04日

眠り浮草

眠り浮草手で触れたりすると葉が閉じてしまうオジギソウってありますよね。
浮草なのに、手で触れたり暗くなると葉を閉じる『眠り浮草』。

一応、上につけているのは植物育成ランプのはずなのに、その蛍光灯がついていても夜になると勝手に葉を閉じてしまいます。
朝6時では、外は明るいのに蛍光灯をつける前は、やっぱりお休み状態です。
眠るのが好きなんでしょうか。

この写真は夕方6時頃、まだ外は明るかったし蛍光灯もついていたので、葉は開いています。
熱帯産とのことなので、冬にはだめになりそうですが、茎の白と赤い根、葉の緑の対比が美しいイタリアンな浮草です。

2006年07月28日

クロアチアのスウィーツ

スウィーツ知る人ぞ知る、クロアチアはリゾート地です。
アドリア海に面しているので、イタリアやドイツから海を求めて来る人たちがわんさか。

当然、海に面していたり、島も多いので、海の幸が豊富といわれています。
マリーナ沿いのお店のショーケースは、さぞかしおいしそうな魚介が並べられているのかと思いきや、それが何とアイスクリームだったなんてことが多いのです。

女性や子供はもちろん、男性もごく普通にコーンに三つぐらい乗せたアイスクリームを舐め舐め歩く姿が見られました。
リゾート地なので、肌を露出している女性が多く、教会などには絵で禁止行為を提示しているところが多い。
その中で、短パン駄目よ、写真駄目よ、などの中に、アイスクリーム駄目よ、があったのは、ドゥブルヴニクのとある教会でした。
駄目よマークを貼らないと、神聖な教会の中までアイスクリームを舐めながら入ってっちゃう人がいるのかと驚きです。

写真は、空港で買ったスウィーツ専門の雑誌です。
専門の雑誌が発行されているくらいだから、どれだけ甘いものが好きなのか推察できるというもの。
ショーケースを見るたび、「あっ、魚じゃないのね、またアイスクリーム」と何度思ったことか。

2006年07月26日

ポルチーニ入りフォカッチャ

フォカッチャポルチーニ入りのフォカッチャなんて、何となくおいしそうな良い響きがしませんか。
私はパン教室を基本のクラスしか受講しませんでしたが、その上のクラスがすでに始まっていて、ポルチーニ入りでフォカッチャを作ったそうです。

たまたま、クロアチア(イタリアから近い)に夏休みに出かけていて、マルペンサ空港(ミラノ)経由で帰ってきたので、家にはポルチーニがある、戻し汁も水分に加えて作ればいいのねと、作ってみました。
乾燥重量で6%しかポルチーニを加えなかったせいか、食べてもオリーブの部分の方が際立ち、ポルチーニよりオリーブの方が勝ってます。残念!

乾燥品も戻して使えばパンになる、それなら冬虫夏草入りパンもありかな?
(考えるのは自由だから、そう思ったけれど、実際作ったりしませんよ。とっても高価なパンになりそうだもの。)

2006年06月29日

見た目で涼しく水鉢を

水鉢
夏の間だけ浮草の入った水鉢を楽しもうとセットしたのが、一昨年のこと。
それを見た夫が、「水草だけだと虫が湧かない?」と言い出したので、何だかそれを想像していやーな気分になっているところにスーパーの店頭でコップに入ったコッピーを発見し、水鉢に入れました。

夏の間だけのつもりだったのに、水位が下がっても(要するに飼い主がさぼっているのです)コッピーは生き続け...
3年目の夏を迎えました。

夏になると、水を見ているだけで涼しくなる。
安上がりだけど、優雅で想像の世界に連れて行ってくれます。


2006年06月21日

ブラボー!!!!

薬膳リングのお仲間で、研究科のメンバーでもある「薬膳の力」さんがエキサイトブログのピックアップブロガーで紹介されました。

http://blog.excite.co.jp/pickup/4042616

ブラボー!!!

写真もメチャきれいで、思わず引き込まれてしまうお料理をいつも作ってらっしゃる方なので、読んだ方は女性だと思い込んじゃう人もいるみたい。
初めて彼のブログを見たときの私も、オオーッ、なんておいしそうな写真なんだー
って感動しましたよ。

改めて、ブログって更新することに意義があるのね、と思う私でした。


2006年05月24日

朝からタクシーと正面衝突しそうに

a.m. 6時55分、いつものように駅まで50ccバイクで走っていたときのこと。
車1台しか通れない細い路地を右折しようとして、目の前のタクシーに正面衝突しそうになりました。

いくら、細い路地ったって、なんで私の進路にいるのさ。
対向車線をほんの少しでも開けて走っていてくれれば、そのそばをすり抜けられたのに。
タクシーはおそらく左折しようとしていたのでしょう。
左側を開けていたんです。
タクシーの運転席側に、もろに追突しそうになりました。

「あぶないなあ!何やってんだよー! 」(口が悪くて失礼...)
大声で怒鳴ったわけではないけれど、近くにいた歩行者が私のほうを見ていたので、その内容は聞こえたみたい。

本当にぶつかる寸前で回避できたので、かなり危ない状況だったのですが、なぜかそのときも冷静、今も冷静。
大いなる力に護られているような気がしてなりません。

まあ、お互いにストップできるくらいのスピードだったと言われれば、それまでですが、アクシデントというものは思いもかけない想像していない状況から発生するのが常なのでしょう?

2006年05月10日

水出しコーヒー

最近パン焼きにはまっている私。
ゴールデンウィークは最初の土日は6種類(全部生地が違う)、後の土日は4種類もパンを作ってしまいました。
もう、穴の中に片足(いや両足かも)をつっこんで、身動きがとれなくなりつつある状態を想像してください。

作ったら、食べなければならないので、家の中はパンだらけ。
仕方がないので、せっせと毎朝昼晩と食べ続けています。
おかげで、便は快調、快調
変なところで天然酵母の効果を確認してます。

そして、パンを食べるときにはやっぱりコーヒーが飲みたくなる、という訳。
パン教室では、各々コーヒーだったり、紅茶だったり、麦茶だったりをサーブしてくれるのですが、コーヒー党でもないのに、なぜかパンのときはコーヒーがほしくなります。

でも、常にそのたびに淹れるのは、ちと面倒。
そこで、水出しコーヒーの独特の甘味と冷蔵庫に入れておけるという利点を考えて、ハリオのポットを試してみたい誘惑にかられています。

しかーし、「水出しコーヒー」で検索すると、9割方アイスで飲んでいる様子。
それも、夏はやっぱり冷たいもの、なんて、お決まりのセリフ。
だめですよ。
冷房の入った部屋で、冷たい飲物、生の魚、冷たいサラダ、冷たいデザートなんて生活をしていたら、冷えの体質を作るようなもの。
「脾」の働きも弱って、気力も不足してしまいます。

私ですか?
水出しコーヒーが欲しい最大の理由は、あの味です。
水で出しておいて、それを温めて飲みたいのです。
ストックは冷蔵庫に置いておいて。

ちなみに、コーヒーの性は「温」という本もあり、「凉」という本もあり、どちらなのかはよくわかりません。
暑いところでとれるものだから、体を冷やすという人と、黒い飲物だから温めるという人と...
古代の中国にはコーヒーなんてなかったので、古代の書物には載っていないのです。

では、そういうときはどうしたらいいのか?
気功で鍛練すると、食物の四性(寒熱温凉)がわかるという方がいます。
私も最近始めました。
が、その域に達するのは、いつのことやら。


2006年04月14日

ショートニング(疑わしきには近寄らず)その2

ショートニングはトランス型脂肪酸だから、自然界に存在せず人工的に作り出されたもの、という記事を読み、あらまあ、となっていた私ですが、どうやらそれに対しての反論もあるようです。
トランス型脂肪酸が、なぜ人体に悪いのか、牛や羊の胃にも存在するから、天然物にもあるものを悪者呼ばわりするのはおかしい、というのがその論点のようです。

しかし、牛や羊は人間が飼料を与えて飼っている動物。
もし、与えた飼料の中にトランス型脂肪酸を含むものを与えていたら、もちろん彼らの胃袋にそれが存在するはずです。
20世紀初頭には、日本人にはほとんどなかったトランス型脂肪酸が、最近は増えているという記事も読みます。
蓄積されているのだと、思わざるを得ません。

天ぷらなどの揚げ物により、油のなかにトランス型脂肪酸が増えるという記事もあり、だから人工的に作られたものが悪い、天然物は良いの構図は成り立たない、と論じる方もいらっしゃいます。

ショートニングを外に出しっぱなしにして実験をしてみればよいのですよね。
でも、そのためにショートニングを買いたくありません。
はたして、ショートニングは、虫たちがたかったり、腐敗したりするのでしょうか。

人工的に作り出されてきた食物の中では、後になって健康に悪いものだとわかるものもあります。
やはり、経験的に伝統的な長年人間が食べものとしてきたものが、本来の人間の食物なのではないでしょうか。

ショートニングなぞは、工業的に大量に生産、もしくは大量に作る必要があるパン屋さんなどの使い勝手を考える人たちが使うものであって、家庭で安全に手作りしたい人たちが使うべきではないと、思うのです。


2006年04月11日

ルクルーゼが気に入ってしまいました

フランス製のルクルーゼ(坩堝の意味だそうです)という鋳物ホウロウ鍋を、先日買いました。
一般的に、もし最初に購入するとしたら、丸形のココットロンドらしいのですが、参鶏湯(サムゲタン)やローストチキンにトライしたい私としては、ココットオーバル(楕円形)のそれも27cmの白にしました。
我が家のオーブンに入って、なおかつ回転しても大丈夫な大きさで、チキン1.8kgが入る大きさということでこの大きさとなりました。

実は、暮れに大地を守る会で注文したときに、やって来たのが1.8kgチキンだったのです。
驚きました.....大きくて。
そのときは、中まで火を通そうとして、周りが焼け過ぎ乾燥してパサパサになってしまいました。
入れる器がなかったので、何と南部鉄のすき焼き鍋に入れ、ときどき流れて来る油をかけてオーブンで焼いたのです。
チキンは、すき焼き鍋の把手まで、はみ出してました。はい。

そこで、オーバル27cmになったのですが、楕円にしたせいか思ったよりガス台を占領せず、他の鍋ともくっつかずに結構快適。
少ない水で蒸し煮状態にするのに優れ、大は小を兼ねるを地で行く鍋だというのを発見。
三層ホウロウされているのでいささか重く、蓋もかなり重いのですが、この重さがミソだと思いました。
適度に密閉されて、中の蒸気が蓋を押し上げずカチャカチャいわないのです。

もちろん、火加減によってはいうかもしれませんが、ビタクラフトなどはどんなにトロ火にしても鍋が音をたてるし、私の持ってるビタクラフトの中には、火を消した後でもシュウシュウ小さな音を立てて自己主張する鍋もあります。
ルクルーゼはそんなことはないですね。
ホウロウがさび付かないように、使用後に洗ったら、すぐ布で水分を拭き取って収納しなければならないのが、私にとってはちょっと面倒ですが。

気をよくして、18cmのフルーツグリーンのココットロンドも購入してしまいました。
白のホウロウ鍋で、何度も焦げつかせていた鍋をお釈迦にしたので、その代わりです。
でも、鍋の中を見て、白ではないので、がっかり。
変なベージュ色は、グリーンとは合わないと思うのです。


2006年04月05日

ショートニング(疑わしきには近寄らず)

最近、私はパン焼きにはまっています。
もともと、天然酵母のパンを自己流で焼いていたのですが、本を見ながらの自己流ゆえ夏はそこそこ大きいパンが焼けるものの、冬は自然と小さくなるというしろもの。
北京中医薬大の授業が隔週の土日にあったため、パンを焼く気がおきず、その授業が終わった後でもすっかりその気が起きなくなってしまったのです。

そこで、ちょっとパン教室に通ったらやる気が起きるかと行き始めたところ、俄然、ほとんど中毒にかかっているのではと思われるほど、めちゃくちゃやる気が出てしまったと言う訳。
ホント、我ながらこの集中力のすさまじさにはあきれます。

パンの焼き方は正解がない。
いろいろな焼き方があって、自分がおいしいと思ったパンを焼きたい私としては、いろいろなパンの焼き方を知りたい、ということで、いろいろ体験教室におじゃましています。

その中で、ホームメードであるにもかかわらず、平気でショートニングを使っている教室があるのには驚きました。
工業製品を大量に作るのではないのだから、自分で家庭作るのだから、氏素性のわかった材料を使いたいもの。
特に、アレルギー持ちの私としては、極力変なものは排除したい。

昔、大人になってから罹った喘息の後、5〜6年はかなり厳密な自然食にしていました。
卵も肉も食べずに、添加物の入ったものは御法度にしていました。
今は、卵も肉も食べていますが、確かそのときに調べたときにショートニングはよくない食べものだったはず。

改めてネットで調べなおしてみて、驚き!!!
トランス型の脂肪酸って、有害であって、危険な物質なのですね。
自然界に存在しない水素を添加することによって、液体である植物油を固体に変える。
サクサクした触感と保存が効くので工業製品には多く使われていますが(マーガリン、クッキー等、その他のスナック菓子)、自然界に存在しないゆえ、虫もたからないとのこと。

人間の細胞は60兆と言われています。
その細胞膜の材料となるのは脂肪だから、トランス脂肪酸を摂取していると細胞膜の材料とはなりえず、細胞自体の脆弱性が指摘されています。
日本人にアレルギーが増えたのは、規制されていないショートニングを使った加工食品を多く食べているからではないかという声もあります。

参考ページ
no1on.net/margarine.html
www.geocities.jp/manse216/sonota-contents/fat.html
odevivi.com/allergy/alerugy/all/a-6a.htm
www.food-safety.gr.jp/syokuhinhyouji/torannsusibousan.htm
www.getwell.co.jp/tr.htm


それにしても、家庭で手作りするものに、何の疑いもなく危険な材料を使って教えるのはやめてほしい。
危険だということを、知らない人が多いんですから。
ショートニングを使っているところは、ホームメード協会(自分の目で確かめました、本の中の材料にもショートニングと書いてあります)、島津睦子ケーキングスクール(多分使っています、自分では確かめていませんが、彼女の本に記載されているので、驚いてしまいました。)

なお、米国ではトランス脂肪酸を含まないマーガリンも発売されているようです。
日本の状況は調べてはいませんが、怪しいと思います。

2006年02月03日

マクロビオティックのお弁当

私は「おうちご飯派」なので、外食はあまりしません。
人と逢うときや、会社帰りに何かの教室なりに出かけるときは、外食するしかないのでどこかのお店で食事します。
昨夜は恵比寿に用事があったので、軽く夕食を食べるために、恵比寿ガーデンプレイスの先の恵比寿パークテラスにあるマクロビオティック・マルシェを尋ねました。

地図を見ながら探し当てて入ってみると、すでにお弁当は残り一つ。
売り子さんの説明によると、17時までの賞味期限で、すでに17時20分なので200円引きにいたしますが、というので、それとコーヒーを注文しました。
そのとき、あやうく、マクロってコーヒーあるんですか、と質問しそうになってしまいました。

成人になってから罹った喘息のために、5〜6年はかなりシビアな自然食を貫いていたことがある私。
その頃は、肉もコーヒーもとらず、魚も『一物全体主義』を貫ける小魚しかいただきませんでした。
好き嫌いはほとんどないので、かえって好き嫌いすることを楽しんでいたきらいもあるくらい。
喘息の発作が出なくなった頃から何でも食していますが、今でも玄米は常食になっています。

その私の目の前に出されたお弁当は、
15cm角ぐらいの紙箱に、水気の多い玄米ご飯に牛蒡の煮たのが混ぜてあるもの(手前二つの区切りの中)、
右上の区切りは、南瓜が原型をとどめていない煮物
左上の区切りは、大根をスライスした塩漬けと、直径3cmぐらいの練り物系の煮物一つ

いくら軽くても良いと思って食べているとはいえ、いくら200円引きとはいえ、何だか情けなくなってきました。
人一倍食い意地が張っている私としては、体に良くないものを外食するよりは、自然食が良かろう、それならマクロビオティックのお店にしようというノリでやって来たのです。

お店には、続々とマクロビオティックを習うための生徒さんたちがやって来ます。
ハアー、何てストイックな食生活をなさろうとしている方々たち。
どこか具合が悪いのなら、薬膳の方がいいですよ、と心の中でつぶやいていました。

食のトレンドとかいっているフードコーディネーター関係の人たちにとっては、マクロも薬膳も、今流行っている一過性のものという認識しかない方もいらっしゃるようです。

本来の薬膳は、中国3千年の歴史の中で、経験的に培われてきた中医学の理論に基づいて作られるものです。
欧米的な食生活の歪みから具合の悪くなった現代人、さらに中年以降の人たちにとって薬膳の知識を持つことは、自分の体の調子を整えて快適な暮らしをすることにつながるはずです。
もともと、薬膳は皇帝たちの絶え間ない欲求にしたがい、追求されてきました。
不老長寿、美容など、人間の願望をかなえるべく、古来の中医たちは研究してきたのです。

その中のエッセンスを取り出して、非常にわかりやすく食生活のシバリをかけたのが、マクロビオティックだと私は思っています。
ただ、食べる割合などが決まっていて、ほとんどベジタリアンの世界なので、ストイックな感じがするわけです。

薬膳がもっと広まるためには、どうすればいいのか、自問自答すれども明快な答えはかえって来ず。
全体に理論が絡み合っているので(まあ、当然といえば当然、人間は有機的な構造をしているのですから)、人に説明しようとすると、説明したことばをまた説明するはめになり.....

結局最後には、「要は、旬のものを食べていれば間違いない」
なんてことをいっちゃったりして。
悩みは深い。