草根木皮みな薬
 

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八宝茶いろいろ

北京

友だちが北京の普通のスーパーで買ったという八宝茶の成分を写させてもらいました。こう見ると、似たような素材を使ってさまざまに組み合わせられるのがわかると思います。(材料の順番は実際に書いてあった順。分量の多い順かなと思っています。)

名称 材料 コメント
貢菊清火茶 貢菊花、胖大海、山楂、枸杞子、蓮心、梔子、陳皮、氷砂糖 菊花・胖大海・梔子・蓮心は寒で、菊花・梔子・蓮心は清熱効果があります。
排毒養顔茶 山楂、甘草、蓮心、板藍根、桔梗、菊花、梔子、氷砂糖 山楂は活血散瘀、板藍根・菊花・梔子は解毒、桔梗は排膿の効果があります。養顔茶というネーミングだとニキビの人が買っていきそうですね。
胖大海菊花茶 胖大海、菊花、山楂、枸杞子、蓮心、梔子、甘草、氷砂糖 胖大海は清宣肺気・清腸通便、菊花は疏風清熱、解毒、明目の効果があり、風邪をひきそうなときやひきはじめに良さそうです。
清熱下火王茶 胖大海、山楂、枸杞子、蓮心、梔子、陳皮、菊花、氷砂糖 喉が痛いときに効きそうです。胖大海は喉が弱い先生がお茶にして飲んでいらっしゃいました。
苦丁下火王茶 苦丁、山楂、枸杞子、蓮心、梔子、陳皮、菊花、氷砂糖 苦丁茶と蓮心が入っているとなると苦そうです。清熱下火王茶の胖大海が苦丁に変わっているだけですが、心に効きそうです。
桂円八宝茶 桂円、梔子、枸杞子、桔梗、板藍根、貢菊花、甘草、氷砂糖 上記五つはどれも寒に偏っていますが、これは温の桂円が入り少し平に近づいているような気がしますが、やはり喉が痛いときに効きそうです。