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中国語を読むのって大変だけれど

私が薬膳を勉強した北京中医薬大学日本校の教科書は、中国の中医薬大学で使われている中国語の教科書でした。
その教科書を見た瞬間、目が点になったのを覚えています。
いくら、中医学を学ぶといっても、日本校で日本人向けの講義なのに日本語で書かれていないなんてどうかしてる。

最初の授業に恐る恐る出かけた私は、たまたま同じ机でいっしょになった人たちが、一人は中国語の翻訳を、一人は中国に何年か行っていたことがある人で、先生の話した内容をその中国語の教科書で確認しながらマーカーを引いているのに出くわしました。
なんと!!!絶句。

なんちゅうハイレベルの人たちの中に、私は入ってしまったのか。
皆、向学心に燃えていて、週末に行われる授業には、地方から新幹線や飛行機でやってくる人たちも何人かいました。

同じ漢字だからと気を取り直して、何とか読解しようとするけれど、漢文の世界はお手上げだし、簡体字で非常に簡略された漢字は、何の字かさえわかりませんでした。
授業は、中国人の先生が日本語で話されるし、プリントも出るので、教科書を読めなくとも何とかなりますが、今にして思えば、この中国語の教科書は英断だったと言わざるを得ません。

なぜなら、中医学は中国の伝統医学であり、日本語で刊行されている書物だけではわからないことが多く、また国際クラスの日本語の問題集は非常に少ないのです。
ですから、日本語の書物ではどうしても足りない場合、仕方がないので(ここは強調します)、中国語の本を見ています。

中国語は全然習っていないので、わかる単語と短い肯定文だけをなんとか。
否定形になると、どこまで否定が続いているのか訳わからん状態にしょっちゅうなりますが、
それでも、
中国語の文章を読もうという気が起きること自体、北京中医薬大日本校に感謝!
です。

コメント

いやぁ、私 前から思ってるんだけど、是非 中国語を勉強して正確なデーターベースを作って下さいませ。

ただ今、手を広げ過ぎて気を消耗してます。
とても、とても中国語を習う余裕がありません。
でも、ちょっとは興味あるのよね。
わかったら、おもしろいでしょうね。
「黄帝内経の足心篇」なんて、現代語訳の中には入ってないんですもん。

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