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黄耆(おうぎ)入り味噌汁

あさりの味噌汁アレルギーの人に対して、体表を防御する力をつける玉屏風散(ぎょくへいふうさん)という方剤があります。
貴重な玉(ぎょく)で作った屏風のように、バリアを作るという意味の方剤ですが、組成は黄耆(おうぎ)白朮(びゃくじゅつ)防風(ぼうふう)となっております。
主薬は黄耆で、気を増し、体表の防衛を固くする効果があります。

漢方薬はお高いもの。
続けてずっと飲まなければならないものもあります。
財力が持たないときには、黄耆のみを汁ものに入れてみるのも長く続けられるコツかもしれません。
先生も、そういうことなら、黄耆だけでもよいとおっしゃっていましたから。

30分位水から煎じたものを瓶に入れて冷蔵庫に入れておけば3〜4日は持つでしょう。
それが面倒なら、だしを取るときに一緒に、だし用やお茶用の小袋に入れて煮出せばよいと思います。

生薬はおいしくないもの、といったイメージがありますが、黄耆入りの汁物は、入れないときよりおいしくなるんですよ。
スパイスのように使うといった感じです。

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