« 麦門冬(バクモンドウ)と黄耆(オウギ)のお茶 | メイン | トックおじさんが売り込んでいた天神純気丸 »

キンモクセイ、ジャスミン、バラのお茶(三花飲)

三花飲ポット入り三花飲桂花(キンモクセイ)、茉莉花(ジャスミン)、玫塊花(マイカイカ、ハマナスの花)に烏龍茶をプラスしたお茶です。
全部同量でいれてみました。
お味は、複雑で、キンモクセイの香りと味がすると思うと、それが通りすぎた後にジャスミン、そしてほのかにバラの香りと味がやって来るといった感じです。
キンモクセイは小さく浮かんでいるので、最初に味を感じやすいけれど、次はジャスミン、そしてバラが来るのです。
時間が少したつと、また一番最初に感じる味が変わってきます。
それぞれの個性がわからずに、相殺されてミックスされていると感じるときもあるので、どれか一種類だけを味わうには、桂花烏龍とかジャスミン茶とかにしたほうがよろしいかと。

桂花は「中国百薬之王」という記載があり、別名は『九里香』、辛味をもち温性で、体の中を潤し咳を止め、痰をとり、鎮痛効果があり、気が逆に行かないよう正しい方向に巡らせる働きがあります。

茉莉花(ジャスミン)は、甘味でやはり温性をもち、胃痛を緩和し、下痢の腹痛、腫物、憂鬱をとりさりますが、特に精神を安定させる効果に優れています。

そしてバラの花(玫塊花)も精神を安定させる効果が高いものです。
芳香の高いものは、自律神経を安定させる効果を発揮するものが多いですね。
特に、憂鬱になりやすい女性にとって、好きな香りを嗅いで、リラックスできるのはなによりです。

嗅覚は、五感の中で最も原始的な感覚器官といわれます。
肺は被毛をつかさどり、目・舌・口・鼻・耳の中では鼻に関係しています。
生理的に嫌いな匂いはどうやっても克服できないし、人と合わないときには肌が合わないといったりします。
原始的なものだから、自分では調整できない自律神経に働きかけることができるのかもしれませんね。

深ーく、長い呼吸をすることで、自律神経を安定させられることと、なんだかつながりませんか。

コメントを投稿