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2007年04月09日

10-zenに行ってみましたが

ドリンク1<br />
評判は今いちですが、漢方ミュージアムも併設しているので、薬膳師たるもの一度は行ってみなければと、薬膳レストラン10-zenにおじゃましました。

以前にも予約の電話をしたことがあるのですが、満席とあえなく言われ、他のお店にしたことがあるのですが、お店に行き、名前を告げると、「本日は満席ですので、コート類は重ねてかけてください。」
おまけに、「カウンターにどうぞ。」

予約してたのに、カウンターなの?
おまけに、ハンガーも人数分ないとは。

出端をくじかれつつも、カウンター席に座り、メニューを吟味していると、1〜2分ぐらいの間に3回も、「ご注文は?」と尋ねられました。
背中のほうから聞かれているので、同じ人かどうかわかりませんでした。
メニューを吟味中なのは、見ればわかるでしょうに。

ドリンク2<br />
鯛<br />
サラダ<br />
豆腐<br />
チャーハン<br />
キッチン1<br />
キッチン2<br />

おまけに、まだ18:00で早い時刻だというのに、カウンターの端の席に坐ったら、隣にすぐ別の客を案内し、その女の子たちが男の話しかしない、他に話すことないの?。
スタッフも、なるべく客同士がくっつかないように席を配置できるでしょうに。

さらに、席の後ろのブカブカした木の床をスタッフが通り過ぎるたびに、揺れが起り....
目の前のオーブンやら何やら厨房は丸見えで。
見せていいキッチンと悪いキッチンがあると思うんですけどねえ。
カウンターの目の前の壁面は、薄茶のタイルで、美しくないし(タイルの目地ぐらい修理してよ)。
あ〜あ。

気をとりなおして、料理の説明をします。
ドリンクは、ライチのアルコール入りのはずなんだけれど、ほとんどアルコールは入っていない状態。
ほんのちょっぴりアルコールの気配はしましたが、一緒に行った友だち曰く「水じゃない。」(苦笑)

もう一つのドリンクである漢方茶は、いろいろな味がミックスされていて、今回のメニューでは一番良かったです。

● 鯛は、山楂子煮ということでしたが、山楂のカケラも見つけられなかったし、味もしなかった。
それに、焼いてるならまだ許せるけど、そのまま鱗付きで煮てるので、鱗が立って、それを見るだけで頬に鳥肌が立って来る。

● サラダはさつま芋と南瓜のサラダですが、真新しいところはなし。
水菜が生で入っていて、違和感あり。マヨネーズとヨーグルトの味がしました。
赤いのはラズベリーかな。

● 豆腐のステーキの上に乗っているのは、どう見てもハトムギだけれど、水分をたっぷり含んでいず固過ぎてふくらみが足りず。
豆腐も厚みがありすぎて、中が生っぽい。

● 薬膳チャーハンは、上に紅花がトッピングされた玄米チャーハン。
玄米は、きちんと圧力(1.3気圧はかけないとね)をかけると、パンクして中から白米が飛び出して来る。
そうなった玄米はもち米みたいなので、チャーハンにするのは相当むずかしい。
パンクしなければ、パサパサしてるから、チャーハン向きかもねと事前批評していると、さにあらん、パンクしてないので消化悪そう。
味も、塩味ぐらいしかついてなくて、ひたすらシンプル。

とうとう、友だち曰く、「だから、薬膳はおいしくない、なんて言われちゃうんだよ。」
薬膳かどうかを検討するまでもなく、料理そのものに問題がある、としか言えません。
でも、私達がレストランを後にするときには、本当にジャンジャカお客がやって来たんですよね。
これって、やっぱり宣伝効果かしら。

2007年01月16日

南国亭

前菜<br />
海老とセロリ<br />
イカと木耳<br />
卵とニラ<br />
アヒルと何首烏<br />
牡蠣のスープ<br />
海鮮餃子<br />
ラム肉ご飯<br />
町田にある「南国亭」の薬膳コースに行ってまいりました。
ここは、無料の中医学相談を国際中医薬膳師の方がしてくれるサービスがあり、無料ということでかなり予約が入っている模様。
5日前では、すでに予約はいっぱいでした。
どんなアドバイスをしてくれるのか、興味はあったのですが、さすが無料の字には世間の人は過敏に反応するようです。

お店の方もそれが功を奏したのか、かなりのお客がいましたが、もともと料理は金額が低く設定されているし、食べ放題のコースなどもあり、若い方々もたくさんいました。
ここまで書いたら、後はもう味は想像できるでしょう?

ごく普通の中華です。
我々の食したコースは、血液サラサラコース。

●前菜四種盛り合わせ(4種って、どこが4種? トマトも数えるのか)
●海老とセロリとアスパラ炒め(セロリが入ってるから血液サラサラなのかな)
●イカとキクラゲ炒め(イカやキクラゲは陰を養うけど)
●舞茸とタマネギと玉子炒め(タマネギをもってして血液サラサラか)
何首烏とアヒルの煮込み(アヒルは滋陰・養胃・利水・消腫・何首烏は補血薬です)
●牡蠣と海苔のスープ(牡蠣は養血ですね)
●海鮮焼き餃子(私が食べたのには海鮮らしきものは見当たらず、野菜ばっかり)
●ラム肉ご飯(不思議なご飯です。スープとご飯が別に来ます。ラムだから温まるけど。)
●八宝甜品(ハト麦、枸杞などが入ったお汁粉)

血液サラサラというのなら、紅花サフランターメリックなどが入ったメニューが1品でもほしいところ。
このコースは、どちらかといえば養血、滋陰なので、貧血の人のためのコースといった方がぴったりです。

この他のコースは、

〇美肌・美容コース
前菜四種盛り合わせ
海老とゴーヤと枸杞の実炒め
黒酢酢豚山芋入り
丸鶏と薬用人参煮込み
春巻・ホタテの青海苔揚げ二種盛り合わせ
小龍包
ふかひれ粥
美肌甜品

〇健康促進スタミナコース
前菜三種盛り合わせ
牛肉と山芋のオイスターソース炒め
金針菜とアスパラと豚肉炒め
すっぽんと薬用人参の煮込み
カニ身と枸杞の実入り豆腐
黄ニラと白身魚炒め
春巻・手羽先二種盛り合わせ
ニンニクたっぷりチャーハン
牡蠣玉子チリソースかけ
八宝甜品

あまり、期待せず、みんなでワイワイやりたいときにはいいですね。

2007年01月11日

リストランテ「いな田」

茜茶 鷺沼にあるキムタクママのイタリアンアン薬膳のお店『いな田』に行ってまいりました。

鷺沼には、『ファニエンテ』というイタリアンレストランもありますが、『いな田』もなかなかおいしいご飯でした。

ただ、薬膳とうたっているけど、薬膳食材を使っているだけ、というところが気になるところ。
いろいろコースがありますが、いただいたのは、薬膳コースのランチです。
前菜パスタ
黒米リゾット
オマール
牛ほほ肉赤ワインソース
サンザシのムース写真のドリンクは、友だちが注文した茜茶です。
小豆を使っているというのですが、
お味は、ウン確かに小豆、
でも薄いような。

友曰く、「薬膳レストランというのなら、冬は暖かいドリンクにしてほしい。」
それは、私も感じたこと。
氷の入ったドリンクを夏でもないのに提供するのは、どうかしらねえ。

冬は体を温めなければならない季節、メニューには温かい飲物は、コーヒー、紅茶の類しかなさそうでした。
デザートもサンザシのムースにハーブゼリー乗せ、果物はパイナップルと苺と柿にミント。
パイナップルだなんて、全く季節無視ですね。
おそらく、色合いで料理を作っている模様。

前菜も、彩り鮮やかで、とってもきれいでしたから。
・生まぐろをアンチョビーとオリーブオイル、パセリソースをかけたもの(カルパッチョ?)
・ほうれん草とベーコンのキッシュ
・りんごと白インゲン豆を和えたもの(菊花乗せ)
・赤キャベツの上にはスモークビーフ
・ラタトゥイユの上に海老

パスタは、醤油味のペペロンチーノで、野菜と茸がいろいろ入っていました。
山芋、蓮根、生金針菜、ブロッコリー、菊花、キャベツ、舞茸、マッシュルーム、しめじ、エリンギ、百合根、かぶ。

黒米リゾットは、小さなダイスに切った山芋が入っていてパルミジアーノの味が効いていました。

メインは、友と私はそれぞれ違うものにして、二人で味見っこです。
オマールのソテーバジリコソース(大根、カリフラワー、菜の花、マッシュポテト)
牛ほほ肉赤ワインソース(マッシュポテト、菜の花)

料理は、かなりいけてるお味でしたが、中医学理論に基づいて施膳されるのが薬膳という定義からすると、理論という根本的な考えが入っていない料理といわざるをえません。
しかし、健康を意識して、薬膳素材やヘルシーな野菜をいっぱい使い、見た目も美しくおいしい料理をめざしているといえます。

ここまで書いて、いな田のHPをオープンしたら、夜の薬膳コースが以前とは違っていることに気がつきました。
以前は、昼と夜が同じで金額が違うものでしたが、新しいメニューの方が薬膳ぽいなあ、と下まで読み進むと、医学博士劉影氏の監修のもとで作っているという記述がありました。

いな田の前進はボニータというイタリアンレストランで、世田谷にあったということですし、キムタクママは劉氏に教えを受けているらしいので(『イタリア薬膳を召し上がれ』の本を買えば、その経緯が書いてあるみたい)、その関係で監修しているのかなと思います。

薬膳と謳っているわりに、あまり薬膳ぽくないと思われていたのを意識したのかな。

2006年10月15日

和中薬膳房

研究科のみんなと珍しく、ワイワイ話そうということで、浅草橋の「和中薬膳房」に行ってまいりました。
(http://www.yakuzenbou.com)

町の中華屋さんといったおももちのお店で、とにかく安い。
会計をするとき、一人2300円で、なおかつ10%引きになったので、みんなで驚いたくらいです。

生薬を使った薬膳ではなく、ごく普通の食材を使ってどんな効果があるかを、一つ一つのメニューに書いてあります。
気軽に食べれる食堂といったお店ですね。
料理自体は、いささかがっかりしたものもありました。
たとえば、貝柱のサラダなどは千切りキャベツの上に小さな貝柱の茹でたのが乗ってきて、想像とは違いましたし、薬酒はカウンターにどんと置かれていましたが、試しに注文してみると焼酎の味しかせず、色も透き通ったまんま。
友だち曰く、「焼酎を、毎日継ぎ足し継ぎ足しているんじゃないの。だって、どの瓶もみんな同じ高さにある。」とのこと。
見ると、確かに、ねえ。

料金設定が非常に安いので、これ以上望めないのは仕方がないのかも。
でも、一つだけ、これだけはどうもね、と私が思うのは、空調が悪いこと。
隣でバンバンたばこを吸っている輩が数人いて、その煙が私たちのテーブルにジャンジャン流れてくる。
玄関の扉は開きっぱなしになっていたから、一応、それを見て空気を入れ換えようとしたのかとも思いますが、玄関側にいる私たちの方に煙は流れてきて....あーあ。

喘息持ちの私は、今日は喉がメチャクチャいがらっぽくて咳が出てきます。
咳なんて風邪をひいたときしか出ないくらい、養生していたというのに。
冬虫夏草末を飲んで、杏仁パウダーと蜂蜜入りのお茶を飲んで、これで何とか乗り切れるといいんだけど。

2006年02月13日

韓国薬膳「はいやく」

銀座の「はいやく」に友だちと3人で行ってきました。
残念ながら薬膳仲間ではないので、ああでもない、こうでもないと薬膳の議論を戦わせることはできませんでしたが、おしゃれな空間で食事を楽しむことができました。

金曜の夜ということもあり、振り返るといつしか店内は満席状態。
やはり、「チャングム」の影響は大きいのでしょうか。
焼き肉店とは違った韓国料理を楽しみたい人が多いということかな。

通常は、コースにした方がリーズナブルなのですが、こっちのコースのこれが食べたいし、あっちのコースのこれが食べたいとか、お薦めのポンズコースは野菜主体だから友だちの一人が満腹しないのではと思い、参鶏湯のみ先に予約しておき、後はアラカルトでオーダーしました。

一皿の量はかなり少なめ。ここに限ったことではありませんが。
肉や油の入った料理を食べないと、満腹感に乏しいので、日本料理だとつい食べ過ぎてしまうのですが、こちらの韓国料理もそれに近いものがあります。

最終的に支払った金額は一人8千円弱(飲物込み)でした。
金額だけを考えたら、で6〜7千円で中華の薬膳を食べたほうが満足感が味わえるようです。

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